夏の香りが教えてくれる、「心の余裕」と防犯意識
【防犯コラム第四回】
夏の香りが教えてくれる、「心の余裕」と防犯意識
こんにちは、
防犯対策顧問・小比類巻文隆です。
7月に入ると、街には夏祭りの音色が響き、花火大会や旅行、帰省など、心が弾む季節がやってきます。
一方で、この”開放感”こそが、防犯の世界では最も注意したい心理状態でもあります。
私は刑事時代、事件を数多く見てきましたが、犯罪者が狙っているのは、人の「油断」です。
夏は「少しだけ」が増える季節
「暑いから窓を少しだけ開けておこう」
「近所のコンビニだから鍵はかけなくても大丈夫」
「旅行中の景色を、今すぐSNSに投稿しよう」
どれも日常の何気ない行動です。
しかし、その”少しだけ”の積み重ねが、犯罪者にとっては絶好のチャンスになります。
空き巣や車上荒らしは、頑丈な家を狙うのではなく、入りやすい家を探しています。防犯は、高価な設備よりも、日々の小さな習慣の方が効果を発揮することも少なくありません。
香りには、心を整える力がある
7月は、レモンやグレープフルーツ、ペパーミントなど、爽やかな香りが心地よい季節です。
香りは、気分をリフレッシュさせるだけでなく、「今、この瞬間」に意識を向けるきっかけにもなります。
玄関でお気に入りの香りを感じながら、「戸締まりは大丈夫かな」と意識を向ける。そんなひと呼吸が、防犯にもつながります。
慌ただしい毎日の中で、心に少し余裕を持つことは、実は防犯対策の第一歩なのです。
暮らしを守るのは、小さな習慣
犯罪は、「まさか自分が」という人のところにも起こります。
だからこそ、防犯は不安になるためのものではなく、安心して毎日を過ごすための習慣であってほしいと思います。
玄関の鍵を確認する。
旅行の写真は帰宅してから投稿する。
郵便受けをいっぱいにしない。
そんな小さな積み重ねが、大切な住まいとご家族を守ります。
今年の夏は、爽やかな香りを暮らしに取り入れながら、防犯意識も少しだけ高めてみませんか。安心できる住まいがあってこそ、夏の思い出は、もっと豊かなものになるはずです。
防犯対策顧問
元警視庁刑事・治安戦略アナリスト 小比類巻文隆
今年の夏は、爽やかな香りを暮らしに取り入れながら、防犯意識も少しだけ高めてみませんか。安心できる住まいがあってこそ、夏の思い出は、もっと豊かなものになるはずです。
防犯対策顧問
元警視庁刑事・治安戦略アナリスト 小比類巻文隆
1973年・青森県出身/中国語通訳/1993年警視庁入庁〜2023年退官組織犯罪、麻薬・薬物銃器対策、国際犯罪における秘匿捜査などを専門とし、警視庁にて30年にわたり数々の重大事件に対応。「複雑化する犯罪・社会構造のなかで、行政と民間が手を携えて治安に取り組むことの重要性」を痛感し、退官後はその知見を活かし、地域防犯・外国人対策・企業の危機管理支援など、治安戦略のプロフェッショナルとして、作家、コメンテーター、講演家など、幅広い情報発信と活動を行っている。
kohiruimaki-fumitaka.info