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清掃やアロマなど、“空間を整えること”が防犯になる理由

【第2回コラム】

清掃やアロマなど、“空間を整えること”が防犯になる理由

こんにちは、
防犯対策顧問・小比類巻文隆です。

物騒な事件が相次いで報道される中、
日々の暮らしの中で
「防犯」を意識される方も増えているのではないでしょうか。

今回は、設備だけに頼らない、
「空間のあり方がもたらす防犯効果」
についてお伝えしたいと思います。

防犯視点で、設備以上にたいせつな「空間の状態」

マンションやビルの防犯というと、
オートロックや防犯カメラといった設備に目が向きがちです。

しかし現場の視点から見ると、
それ以上に重要なのが「空間の状態」です。

たとえば、

・エントランスにチラシが散乱している。
・ポストから郵便物があふれている。
・ゴミ置き場が乱雑になっている。

こうした空間の乱れは、
単なる管理の問題にとどまらず、
防犯の観点では、明確なリスクサインとなります。

不審者や犯罪を企てる人物は、
必ず「入りやすい場所」を選びます。

その判断基準のひとつが、
建物がきちんと
「管理されているかどうか」です。

共有部分が荒れている建物は、

・管理が行き届いていない
・住民の関心が薄い
・外部の人間が紛れても気づかれにくい

といった印象を与えます。

これは、言い換えれば
「侵入しやすい環境」であるというサインです。

一方で、
エントランスや共有部分が整っている建物は、

・日常的に管理されている
・人の目がある
・異変に気づかれやすい

といった“見えない圧力”を生み出します。

このような環境は、
それ自体が強い抑止力として機能します。


アロマは「この場所は大切に管理されている」というメッセージを空間全体に伝える

外部顧問として現場を拝見する中で、
発光土地建物はこうした点に非常に丁寧に取り組まれていると感じています。

日常的な清掃や整備はもちろん、
細やかな目配りや空間づくりへの意識が行き届いています。

その一つが、エントランスに漂うアロマです。

香りは視覚には現れませんが、
空間の印象や人の心理に大きく影響を与えます。

整った空間に、心地よい香りが加わることで、

・管理されている場所である
・人の気配がある
・丁寧に扱われている空間である

といった印象が自然と形成されます。

不審者は、無機質で無関心な空間を好みます。

逆に、こうした“人の気配がある空間”は、

・目につきやすく
・記憶に残りやすく
・行動を起こしにくい

という心理的な抑止力として作用します。

アロマそのものに直接的な防犯機能があるのかは、
検証の余地があると思いますが

「この場所は大切に管理されている」

というメッセージを空間全体で伝えること。
これが結果として、防犯性を高める要素のひとつになります。

防犯対策は、設備だけで完結するものではありません。

空間の整い、日々の管理、そしてそこに関わる人の意識。
これらが重なり合うことで、安全性は大きく向上します。

発光土地建物の取り組みは、
こうした“目に見えない防犯力”を高める好例といえるでしょう。

防犯対策顧問
元警視庁刑事・治安戦略アナリスト 小比類巻文隆1973年・青森県出身/中国語通訳/1993年警視庁入庁〜2023年退官組織犯罪、麻薬・薬物銃器対策、国際犯罪における秘匿捜査などを専門とし、警視庁にて30年にわたり数々の重大事件に対応。「複雑化する犯罪・社会構造のなかで、行政と民間が手を携えて治安に取り組むことの重要性」を痛感し、退官後はその知見を活かし、地域防犯・外国人対策・企業の危機管理支援など、治安戦略のプロフェッショナルとして、作家、コメンテーター、講演家など、幅広い情報発信と活動を行っている。
kohiruimaki-fumitaka.info

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