【防犯対策顧問、就任のご挨拶】はじめまして、小比類巻文隆と申します。
【第1回コラム】
「事件は特別な場所で起きるのではなく、日常の中で起きる」
はじめまして。
このたび「発光土地建物株式会社」にて、
防犯対策顧問を務めさせていただくことになりました、
治安戦略アナリスト・小比類巻文隆と申します。
私はこれまで警視庁において、
約30年にわたり刑事として現場に立ち、
さまざまな事件と向き合ってきました。
その中で強く感じてきたのは、
「事件は特別な場所で起きるのではなく、
日常の中で起きる」
という現実です。
防犯というと、防犯カメラやオートロックなど、
設備面を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろんそれらも重要ですが、
本質はそこだけではありません。
犯罪は、
「入りやすい」
「気づかれにくい」
「止められない」
そうした条件が揃ったときに起きます。
つまり、防犯の第一義とは
特別な何かを足すことではなく、
日常の中のリスクを見抜き、整えることなのです。
たとえば、帰宅動線の明るさや人通り。
建物の死角。
住む人の生活リズムや習慣。
こうした一つひとつの要素が重なり、
「狙われやすさ」はつくられていきます。
私はこれまでの経験を通じて、
犯罪を「結果」ではなく
「構造」として捉えることの重要性を学んできました。
なぜその場所が選ばれたのか。
なぜその時間だったのか。
なぜ防げなかったのか。
その視点を持つことで、
防犯は初めて“機能するもの”になります。
今後このコラムでは、不動産という視点から、
「住まいと防犯」をテーマに、
日常の中で実践できる
リスク対策や考え方をお伝えしていきます。
この発信が、皆さまの暮らしを守る一助となれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
防犯対策顧問
元警視庁刑事・治安戦略アナリスト 小比類巻文隆

1973年・青森県出身/中国語通訳/1993年警視庁入庁〜2023年退官組織犯罪、麻薬・薬物銃器対策、国際犯罪における秘匿捜査などを専門とし、警視庁にて30年にわたり数々の重大事件に対応。「複雑化する犯罪・社会構造のなかで、行政と民間が手を携えて治安に取り組むことの重要性」を痛感し、退官後はその知見を活かし、地域防犯・外国人対策・企業の危機管理支援など、治安戦略のプロフェッショナルとして、作家、コメンテーター、講演家など、幅広い情報発信と活動を行っている。
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